今日の音楽 2月16日 ガヴォット(ゴセック)
ベルギーで生まれフランスで活躍した作曲家ゴセックは1829年2月16日に死去しています。
ゴセックは1734年の生まれで95歳まで生きた長寿の作曲家で、バロック時代から初期ロマン派音楽までの長い時代を生きた作曲家でした。現在では「ガヴォット」しか知られていませんが、本来は交響曲の大家で30曲近い交響曲を作曲しています。パリでラモーに見出されオペラや交響曲を手がけましたがハイドンの人気がパリでも高くなるに従って交響曲は減らしていっています。
また、ゴセックは次第に編成を大きくしたり空間配置へのこだわりを見せたりと、後のベルリオーズに続く大きな流れを作り出してもいます。
ガヴォットはフランスのガヴォという地方のフォークダンスに由来する4分の4拍子か2分の2拍子の中庸なテンポの舞曲でバッハなどにも取り上げられた音楽形式です。
ゴセックのガヴォットは歌劇「ロジーヌ」の中で登場する可愛らしい曲でヴァイオリンとオーケストラで演奏されます。TVCMの音楽等での露出も非常に多い曲です。
エルマンのヴァイオリン演奏です。
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