今日の音楽 2月10日 ホフマンの舟歌
オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」は1881年2月10日にパリのオペラコミック座で初演されています。
ホフマン物語はドイツのE.T.A.ホフマンの小説から3つの物語を用いて作られた戯曲に基づいてバルビエが台本を書いたオペラですが残念ながら未完成に終わっています。未完のままの作品のためその後様々な版が書かれ、この初演もビゼーの「アルルの女」第二組曲を編集した事で知られているギローが補筆した版で演奏されたものです。この時は4幕ものでした。
1887年にオペラコミック座の火災によって、初演時の楽譜が消失し、その後シューダース版、エーザー版(共に5幕の版)など数種類の補筆版が入り乱れています。最近になって原典版なるオッフェンバックの自筆譜が発見されたそうですが・・・
ホフマン物語は、主人公のホフマンと3人の女性との恋と破綻を描いた作品で、特に最初の女性オランピアは歌う人形という設定で、ドリーブのバレエ「コッペリア」の下敷きにもなった人形です。
とりわけ、3人目の高級娼婦ジュリエッタとホフマンの友人のコクラウスのデュエット「舟歌」はホフマンの舟歌として知られている曲です。
ネトレブコとガランカのデュエットで「舟歌」です。
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