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2012年2月 1日 (水)

今日の音楽 2月1日 私の名はミミ

プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」は1896年2月1日、トスカニーニの指揮でトリノ・レージョ劇場で初演されています。

ミュルジュールの小説「ボヘミアン生活の情景」をベースに作られたオペラで、パリに住む貧しいボヘミア人たちの恋を中心に描いたものです。

詩人のロドルフォとお針子のミミ、画家のマルチェッロとムゼッタの恋が中心ですが、ムゼッタのパトロンのアルチンドロの間抜けさも面白いオペラです。最終的にはミミは結核で亡くなってしまうのですが、実はロドルフォはミミが病気だったから捨てたのではなく、自分がいてはミミがお金持ちの世話になることが出来ないために身を引いたという事がわかり、多分ミミは幸せを感じながら亡くなったのだと思います。

このオペラの最大の特徴は、綺羅星のように次から次へ出てくるアリアの数々です。
リサイタルやガラコンサートなどで単独で取り上げられる曲だけでも、
ロドルフォの「アリア「冷たい手を」
ミミのアリア「私の名はミミ」
ムゼッタのワルツ「私が街を歩けば」
ミミの告別「あなたの愛の声に呼ばれて出た家に」
コッリーネのアリア「古い外套よ」
ミミのアリア「みんな行ってしまったのね」
など、おそらくひとつのオペラ作品ではモーツァルトの「フィガロの結婚」と並ぶ程の数が歌われます。

その中で最も有名なのが、ミミが火を借りるために始めて訪れたロドルフォたちの部屋で自己紹介をして歌う「私の名はミミ」でしょう。貧しいけれどもそれを楽しさとして歌う快活ですが非常に美しいメロディラインのアリアです。

私が個人的にミミ役として一番気に入っているフレーニのソプラノです。

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» トスカニーニ&NBC響のブラームス:交響曲第1番(xrcd24) [クラシック音楽ぶった斬り]
オケの美しい音全体に広がりが出て、演奏にも以前の性急さが薄れ、余裕があるように感じる。 [続きを読む]

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