今日の音楽 1月27日 交響曲第2番(ラフマニノフ)
ラフマニノフの交響曲第2番は1908年1月27日にマリインスキー劇場で、ラフマニノフ自身の指揮により初演されています。
ラフマニノフの交響曲といえば、初演を大失敗に終わりそれが元で4年ほど精神的なダメージで作曲活動が出来なくなるほどだった第1番もラフマニノフの音楽史では大きな位置を占めますが、この第2番の交響曲は、スランプを乗り越えてピアノ協奏曲第2番で成功、子供も授かったという非常に充実した時に作曲され、初演も大成功でした。
演奏に1時間近くかかるため20世紀前半には、大幅にカットされて演奏される習慣があったようですが、アンドレ・プレヴィンがソヴィエト公演でこの曲を演奏した際にムラヴィンスキーに全曲版の演奏を勧められ全曲版を使用するようになったのがきっかけで、今では全曲演奏が当たり前になっています。
3管編成の長大な曲ですが、ラフマニノフらしいロマンチックな曲で、特に緩徐楽章である第3楽章は、ちょっぴりホームドラマのテーマっぽい主題で始まる美しい楽章です。終楽章の最後にはラフマニノフ終止が登場し華やかな曲となっています。
アシュケナージ指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団で、第3楽章の前半です。
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演奏は聴き応え十分で文句のつけようがない上に、カンタータの合唱、ソロも素晴らしい。
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