今日の音楽 12月13日 パリのアメリカ人
ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」は1928年12月13日カーネギー・ホールでダムロッシュ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で初演されています。
グローフェの協力を得て作曲された「ラプソディ・イン・ブルー」以降、独学でオーケストレーションを学び自らが完成させた代表的な管弦楽曲が、パリのアメリカ人です。
1920年代に暮らしたパリの様子を、具体的なストーリーは無いものの見事に描いているシンフォニック・ジャズの傑作です。
後に、この曲を素材にした映画「巴里のアメリカ人」が製作され大ヒット。パリのアメリカ人をバックに主演のジーン・ケリーが踊るシーンがあまりにも有名なため、そのイメージが強いのですがガーシュウィン自身は具体的なストーリーを描いたわけではありません。
編成は3管編成にサクソフォン3本ですが、打楽器が有名なクラクションをはじめ11種類使われていて華やかさを演出しています。勿論、ブルースの部分もあってブルーノートもふんだんに使われています。
小澤征爾指揮サンフランシスコ交響楽団で、後半です。
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