今日の音楽 11月5日 交響曲第2番(シューマン)
シューマンの交響曲第2番は、1846年11月5日メンデルスゾーン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏で初演されています。
この曲は実際には3番目に作曲された曲ですが、2番目の交響曲が後年改訂出版されて第4番となっているため、繰り上がって第2番になっています。
序奏で出てくるトランペットの5度跳躍の動機が全曲の統一的な動機として使用されています。第1主題は、この動機から派生したメロディで第2主題ははっきりしないが第1主題の派生として現れます。比較的おおらかな曲の多いシューマンの交響曲の中では闘争的な雰囲気をもつ楽章です。
第2楽章はスケルツォで、ここでも最後に統一動機が現れます。
第3楽章はロンド形式の緩徐楽章。第4楽章は展開部の無いソナタ形式ですが、コーダが非常に長く、最後はティンパニの連打で劇的に終わっています。第4楽章って、ちょっとメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」の第1楽章に似ていませんか?
シューマンの交響曲の中では比較的地味な存在ですが、一番好きな曲というファンも多い曲です。
セル指揮クリーヴランド管弦楽団で第4楽章です。
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