今日の音楽 11月3日 交響曲第9番(ショスタコーヴィチ)
ショスタコーヴィチ作曲交響曲第9番は、1945年11月3日にムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルによって初演されています。
この第9交響曲は、ショスタコーヴィチにとっては非常に苦い曲となりました。戦後初めて発表されるシンフォニーと、第9番という番号でもあり、ソ連当局は、ベートーベンの第9のような戦勝を祝う合唱つきの壮大な曲を期待していたようですが、発表されたこの9番は、軽妙洒脱で、初演が好評だったにもかかわらず、政府関係者はスターリンを揶揄するものとして次々と悪評が発表され、ジダーノフ批判の対象ともなってしまいました。
曲は5つの楽章からなり、演奏時間は30分にも満たない短い曲です。7番、8番と第二次大戦を意識する作品に比べると肩の凝らない曲で、この曲がショスタコ^ヴィチの作品中一番好きという人も少なくないようです。
第3楽章から第5楽章で、メイアー指揮カイザースラウテン交響楽団です。
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