今日の音楽 11月10日 歌劇「群盗」
1759年11月10日はドイツ古典主義を代表する詩人・戯曲作家シラーの誕生日です。
シラーの作品には自由を求める不屈の精神が漲っており、多くの作曲家が取り上げる理由のひとつになっています。
処女作の「群盗」をはじめ、ヴェルディの「ドン・カルロ」、ロッシーニの「ウィリアム・テル」、チャイコフスキーの「オルレアンの少女」などがオペラ化されており、「メッシーナの花嫁」はフィビヒのオペラ、シューマン、ワーグナーが戯曲のための序曲を作曲しています。
また、詩の方もシューベルト、シューマン、ブラームスなど多くの作曲家に取り上げられていますが、何といっても最も知られているのはベートーヴェンが最後の交響曲で使用した「歓喜の歌」でしょうね。
処女作の「群盗」はヴェルディによって1847年に初演されています。題材が複雑すぎてヴェルディ自身も気が向かなかったようで、今ではあまり上演される事が無い作品です。父親に溺愛されていた長男カルロが放蕩の末勘当され盗賊団を組み転落していく生涯と、嫉妬からカルロと父親の仲を裂く為に偽計をめぐらす弟のフランチェスコのストーリー。
ちょっとヴェルディらしくない作品ではありますね。序曲です。
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