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2011年10月 4日 (火)

パイオニア交響楽団第22回定期演奏会へ向けて part9

ベートーヴェンの交響曲第5番の第4楽章は勝利の楽章です。運命を克服した喜びを高らかに歌うソナタ形式の楽章です。

ベートーヴェンは、この楽章で交響曲としてははじめての試みを行っています。従来、教会音楽を中心に使われていたトロンボーンと、コントラファゴット、ピッコロの導入です。この3つの楽器は第九でも使われ、その後ロマン派のオーケストラの定番になっていくわけです。そういう意味でも、この交響曲第5番が画期的な曲だったことがわかります。

この3つの楽器は終楽章しか出てきません。したがって、5人の奏者(トロンボーンは3人なので)は3楽章が終わるまでずっとステージ上で待っているわけです。演奏会に行く機会があったら、これらの人たちが3楽章までどんな顔して待っているか見てみてください。

また、展開部の終わりには、第3楽章のスケルツォが挿入されます。この手法も第九では全ての楽章を終楽章に挿入するという方法で使われています。という事から考えると、第5番と第9番は切っても切れない関係にあるという事がわかります。

第3楽章の再現の後に、第4楽章の再現部が登場します。ソナタ形式の構成自体は単純で、この後は長~いコーダが待っています。いったんは結尾の和音の連打で終わりかな?と思うのですが、実はこの後まだ3分ぐらい曲が続いて、またまたしつこい和音の連打でやっと終わります。

「運命」の第1楽章は、ひと昔前は、本当に「運命が扉を叩く」ようなゆっくりしたテンポで演奏されるのが普通でしたが、今では完全な1拍子音楽として、速いテンポで演奏される事が多くなっています。スケルツォも3拍子で演奏しているものもありましたが、現在では1拍子で演奏されます。これによって緊張感は高まり第2楽章の安らぎや第4楽章の勝利の雄たけびが更に引き立つようになっています。かなり体力的にも精神的にもクタクタになる曲ですが、聴く人がこういう緊張感や喜びを感じ取って頂ければ幸いです。

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