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2011年10月 3日 (月)

パイオニア交響楽団第22回定期演奏会へ向けて part8

31 ベートーヴェン交響曲第5番第3楽章は、スケルツォですが、この時代の管弦楽作品には珍しくコントラバスが主役のひとつになっています。
まず、最初に出てくるスケルツォの主題の旋律はコントラバスで演奏され、これが少し形を変えて繰り返されます。
32 続いてホルンで「運命の動機」による2つめの主題旋律が演奏されます。それまでのスケルツォであれば、ここで繰り返しがあるのですが、第5番では構成は似た構成ながら少し和声を変えたりして若干の変更を加えて演奏されます。

33_2  トリオも、コントラバスで提示される激しい音楽で、第3番や第4番、第6番、第7番といったベートーヴェンの他の交響曲のような軽さや優雅さとは全く異なる雰囲気の音楽です。

ところで、スケルツォの主題も、トリオの主題も、チェロとコントラバスが弾くのに何故コントラバスによって演奏される、と言われるのか疑問に思う方もいると思います。通常のチェロとコントラバスのユニゾン(と言ってもコントラバスの実音は記譜より1オクターヴ低いので、正確にはオクターヴ・ユニゾンですが)は、チェロが主役でコントラバスが1オクターヴ低い音でチェロを支えるという性格の場合が多いのですが、この第3楽章のようなメロディをチェロとコントラバスがユニゾンで弾く場合は、コントラバスがメロディの主役で、チェロはコントラバスの楽器の特性上の欠点(輪郭がはっきりしないなど)を補完する役割というわけです。有名な曲では、同じベートーヴェンの第九最終楽章のレシタティーヴォが同じパターンです。

ところで、コントラバスのスケルツォのメロディはどのポジションを使っても、最初の4つの音で移弦3回、ポジション移動1回が必要で、それを速いテンポでスラーで弾くというのは決して簡単ではありませんし、トリオもド・シドレ のあと、更に音が上がっていけば難しくは無いのですがソラシでまた音が下がることが難しさを増しています。つまり簡単じゃないということです。

トリオの後、スケルツォに戻りますが、このスケルツォは非常に短く、弦のピチカートや管楽器の断片的なメロディを繰り返して、長いコーダに入ります。そしてそのまま途切れる事無く第4楽章に突入していくわけです。

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