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2011年10月 8日 (土)

パイオニア交響楽団第22回定期演奏会へ向けて part10

今回の前プロは、ウェーバー作曲の歌劇「オベロン」序曲。ウェーバーは1786年生まれのドイツロマン派初期の作曲家です。1786年は、モーツァルトが歌劇「フィガロの結婚」を発表した年で、16年先に生まれていたベートーヴェンがモーツァルトを尋ね弟子入りを志願した年でした。実は、ウェーバーの父方の従姉がコンスタンツェという名前で、モーツァルトの妻という遠い親類でした。

ウェーバーは指揮者としてもオーケストラの配置や指揮棒の使用など近代への礎を築いた人としても知られています。
モーツァルトの死後ドイツのオペラ界は低迷していたのですが、それを立て直しドイツロマン派オペラを確立した作曲家です。
最も有名な「魔弾の射手」をはじめ、「オベロン」「オイリアンテ」「アブ・ハッサン」など9曲のオペラを作曲しているほか、管弦楽曲やクラリネット協奏曲など数多くの作品を残しています。
ウェーバーのオペラは、「魔弾の射手」以外はなかなか上演される機会が無いようですが、その序曲は頻繁に演奏会で取り上げられています。

「魔弾の射手」を並んで親しまれているのが「オベロン」の序曲です。「オベロン」は、またのタイトルを妖精の王の誓いというタイトルで、結核に冒されていたウェーバーの死の2ヶ月前に初演された最後の作品です。

初めの2分ほどはadagio sostenutoの序奏で、実はコントラバスは長いお休みです。こういう長いお休みは、曲の途中では有り難いのですが、幕開けの曲では全く迷惑な話でステージの客席に近い所でボーっとしているのは、なかなか間が持たないものです。この部分は妖精の世界の情景を表現した音楽と言われています。静けさの中で、突然全楽器で和音が鳴らされると、主題部に入ります。ヴァイオリンの第1主題は騎士のテーマで、クラリネットの音楽は魔法の角笛、続いてレツィアのアリアという風にオペラの中から取ったメロディを使ったソナタ形式です。ロマン派音楽ですが、途中古典派風のアリアが登場したりと、形式もまだ古典派音楽を踏襲した部分を多く残した音楽です。

なので、コントラバスは結構忙しいパッセージが出てくる、なかなか手ごたえのある名曲です。ベートーヴェン、ブラームスといった重厚な音楽の前プロとしては肩の凝らない全体的には軽妙だが内容は非常に濃い最適な音楽です。

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