今日の音楽 9月8日 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯
1949年9月8日は、リヒャルト・シュトラウスの命日です。
R・シュトラウスはワーグナーと並ぶ後期ロマン派の作曲家の代表格。演奏技術面では、史上最も難しい作曲家のひとりでしょう。。。最もシュトラウス自身が、自分の書いた全てを音符を忠実に演奏することは期待していなかったようですが。
家庭交響曲、アルプス交響曲という2つの交響曲以外には管弦楽作品として数多くの交響詩を作曲しています。中でも、「ドン・ファン」と並んで人気が高いのが「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」です。20分程度という適度な長さで、ユーモアを交えた肩の凝らない作品になっています。楽器・メロディで数々の動機が定められていて、ストーリーを知って聴くとシュトラウスの管弦楽法の巧妙さが非常によくわかります。ティル・オイレンシュピーゲルは、14世紀北ドイツの伝説の人で、数々の悪さをして最後には捕らえられ絞首刑に処されます。この曲は、ティルの数々の悪戯から絞首刑によって首が転がるところまで表現されています。
この曲は、シュトラウスが初めて交響詩で4管編成で作曲した曲です。
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