今日の音楽 9月24日 さよならをもう一度
2004年9月24日はフランスの小説家、フランソワーズ・サガンの命日です。
サガンは、ごく普通の人の平穏な生活の中のちょっとした変化を描いた作品を特徴とする作家です。18歳の時に書いた「悲しみよこんにちは」が大ヒットすると若いうちにベストセラー作家となりました。が、これが悪かった。お金を目当てに悪い取り巻きがたかって行き、薬物・アルコール・ゴシップ・浪費癖・ギャンブルなどで、晩年は困窮生活を余儀なくされたそうです。
サガンの作品は、中流家庭の日常生活を舞台にしたものが多く映像化が容易だったためか、数多くの作品が映画化されています。デビュー作の「悲しみよこんにちは」をはじめ、「ブラームスはお好き」が「さよならをもう一度」というタイトルで映画化されたのが代表格です。
この「さよならをもう一度」は、イングリッド・バーグマンとイヴ・モンタン、アンソニー・パーキンス主演の映画で、ブラームス作曲の交響曲第3番第3楽章が様々にアレンジされて全編で使われています。ブラームスの音楽では、この「今日の音楽」の第1回で取り上げた弦楽六重奏曲第1番(「恋人たち」で使用)と並ぶ「映画音楽の中の名曲」として知られています。
フェランテとタイシャーのピアノデュオによる演奏です。
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