今日の音楽 9月15日 管弦楽のための6つの小品
1945年9月15日は、オーストリアの新ウィーン楽派を代表する作曲家のひとり、ウェーベルンの命日です。
ウェーベルンといえば、ちょっと取っ付きにくい新ウィーン楽派の代表的作曲家なのですが、生前は殆ど評価されず、戦後の前衛音楽ブームで再評価され、多くの作曲家に影響を与えるようになりました。先生は、シェーンベルクで兄弟子にはベルクがいます。
ウェーベルンは、煙草で命を落としています。と言っても肺癌とか血管の病気ではありません。元ナチ親衛隊で、当時闇取引に関与していた娘婿の家のベランダで煙草に火をつけた時に、闇取引の合図と勘違いしたオーストリア駐留の米軍によって射殺されました。ウェーベルンの音楽は、十二音技法から無調性へと進化していますが構成は古典的な雰囲気を残しており、現代の音楽への架け橋となる作曲家と言えるでしょう。
管弦楽のための6つの小品は、1909年に作曲された4管編成の作品でしたが1928年に2管編成にオーケストレーションをしなおしシェーンベルクに捧げられています。
第1曲~第4曲です。
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