今日の音楽 9月11日 クープランの墓
1733年9月11日は、フランスのバロック時代最大の作曲家フランソワ・クープランの命日です。
クープランは音楽一家に生まれヴェルサイユ宮殿礼拝堂のオルガニストに就任、作曲家としてはクラヴサン(チェンバロ)のための作品を多く残しています。
近代フランスの作曲家モーリス・ラヴェルは、18世紀フランスの音楽に傾倒し、クープランを非常に尊敬していましたが、クープランのみでなく18世紀フランスの音楽家へのオマージュとなる作品を構想していました。その直後第一次世界大戦が勃発し、大戦で戦死した多くの友人たちへの追悼の意味も込めて作曲したのが「クープランの墓」です。6曲からなるピアノ曲ですが、後にラヴェル自身が4曲を選んで管弦楽曲にしています。
第1曲 プレリュード ジャック・シャルロー中尉に捧げられた装飾音が多用されている曲です。
第2曲 フーガ ジャック・クルッピ少尉に捧げられています。
第3曲 フォルラーヌ ガブリエル・ドゥリュック中尉に捧げられています。フォルラーヌは北イタリアを起源とする舞曲です。
第4曲 リゴドン ゴーダン兄弟に捧げられています。
第5曲 メヌエット ジャン・ドレフュスに捧げられています。
第6曲 トッカータ マルリアーヴ大尉に捧げられ技術的に非常に高いレベルが要求される曲です。
管弦楽版は、フーガとトッカータを除く4曲からなっています。
第6曲目のトッカータです。
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今日がクープランの命日だったんですか、
彼のクラブサン良いですよね^^
ラモも好きですけど・・・
ラベルも大好きです。
投稿: TAKE○△ | 2011年9月11日 (日) 21時54分