今日の音楽 8月25日 キャンディード序曲
1918年8月25日は、バーンスタインの誕生日です。
バーンスタインはアメリカが生んだ最高の音楽家と言われており、作曲家としても指揮者としても超一流でした。ユダヤ系アメリカ人としてマサチューセッツで生まれハーバード大学・カーティス音楽院で学び指揮をクーセヴィツキー、ライナーに師事、作曲はピストンに学び1943年夏にニューヨーク・フィルの副指揮者に就任。チャンスはいきなり訪れました。同じ年の11月に病気のため指揮できなくなったブルーノ・ワルターの代役で、シューマンの「マンフレッド」序曲、リヒャルト・シュトラウスの「ドン・キホーテ」、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲などでデビュー。ラジオ放送もあったためバーンスタインの名は一躍知られるようになりました。
1958年にはニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督にアメリカ生まれの指揮者として初めて就任し1969年に辞任するまで黄金時代を築いています。その後は特定のオーケストラに縛られず、ウィーン・フィル、イスラエル・フィル、フランス国立管弦楽団などで客演し、マイケル・ティルソン・トーマス、小澤征爾、佐渡裕など多くの弟子を輩出しています。
作曲家としては、クラシック音楽の枠にとらわれず、ジャズなどの要素を巧みに取り入れて難解な現代音楽では無いけれど、決して古臭さを感じさせない作品を多く残しています。
「キャンディード」は1956年に初演されたミュージカルで、特に軽快な序曲が有名です。
彼自身の指揮でロンドン・フィルの演奏です。
« 今日の音楽 8月24日 白銀は招く | トップページ | 今日の音楽 8月26日 ローレライ »
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 今日の音楽 8月25日 キャンディード序曲:
» マタチッチ&フランス国立管のブルックナー:交響曲第5番(1979年ライヴ) [クラシック音楽ぶった斬り]
非正規盤に較べて稍音が引っ込んでいるが、演奏はマタチッチ絶好調の姿を如実に伝えている。 [続きを読む]
コメント