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2011年8月19日 (金)

今日の音楽 8月19日 ダフニスとクロエ

1929年8月19日は、総合芸術プロデューサーのディアギレフの命日です。

ディアギレフは作曲家を目指して勉強したものの師匠のリムスキー=コルサコフから作曲の才能が無いと指摘され断念、義母の莫大な遺産を元手に絵画を買いあさり、各地で展覧会を催したり、「芸術世界」という雑誌を刊行したりと、今で言えば青年実業家として活動。帝政末期のロシアで政争に巻き込まれ、パリへ逃亡、そこでロシア文化の紹介などに励み、バレエが衰退していたパリでバレエの興行を行い成功を収めました。この公演では臨時のバレエ団を組織しましたが、後にバレエ・リュスへと発展していきます。この頃、私財を投げ打って困難な情勢の中ロシア文化の発展に寄与してきたツケで、破産状態に陥りますが、ラヴェルストラヴィンスキーに次々と新作バレエを委嘱し、貴族中心だったバレエを大衆にも紹介し成功を収めていきます。バレエ・リュスは、次々と新作を発表するばかりではなく、チャイコフスキーなどの旧作も取り上げていきます。1929年糖尿病によってベネチアで58歳で死去しました。

ディアギレフは音楽家ではありませんが、音楽史の中で果たした役割は大きく、彼の依頼によって初演された曲は膨大な数にのぼります。ストラヴィンスキーの3大バレエ「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」や「プルチネルラ」「結婚」、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」、ドビュッシーの「遊戯」、プロコフィエフ道化師」「鋼鉄の歩み」、サティバラード」、レスピーギ風変わりな店」、プーランク牝鹿」など、20世紀初頭に活躍したロシア、ヨーロッパの作曲家の殆どがディアギレフと関わりを持っていたと言っても過言では無いでしょう。

ラヴェルの「ダフニスとクロエ」はロンゴスの原作を元に作曲された3部構成のバレエで1912年にモントゥーの指揮でパリ・シャトレ座で初演されました。その後演奏された2つの組曲は、組曲と言っても全曲から連続した一部を抜き取ったもので、通常の組曲作品のような寄せ集めたものではありません。第1組曲は第1部の5曲目「夜想曲」6曲目「間奏曲」と第2部の1曲目「戦いの踊り」を抜粋したもの。第2組曲は第3部の「夜明け」「無言劇」「全員の踊り」から冒頭の第2部からのつなぎ部分数小節を除いた第3部ほぼ全曲からなっています。
ラヴェルらしい色彩感も勿論ですが、ダイナミックでかつドラマチックな人気作品のひとつです。

小沢征爾指揮ボストン交響楽団で、第2組曲です。

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