今日の音楽 8月17日 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
1838年8月17日は、イタリアの詩人で台本作家のダ・ポンテの命日です。
ダ・ポンテはイタリアに生まれ放蕩の果てに、サリエリに才能を見いだされ神聖ローマ皇帝のヨーゼフ2世の宮廷詩人として、召抱えられ、様々な作曲家に台本を提供しました。
ダ・ポンテの名が世に残ったのは、モーツァルトの「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」の台本によるところが大きいようです。
「ドン・ジョヴァンニ」は、スペインの放蕩者ドン・ファンを題材とした作品で、最後は放蕩の末に地獄に落ちるドン・ジョヴァンニの悲哀が描かれています。モーツァルトのオペラの中では「フィガロの結婚」「魔笛」と並んで人気のある作品で、悲喜劇の両方の要素を盛り込んだ傑作と称されています。
今まで関係した女性を誇らしげに自慢するカタログの歌や、結婚したばかりの新婦を誘惑する「奥様お手をどうぞ」、かつての恋人エルヴィーラの女中を窓辺で誘惑するセレナーデなど数々の名アリアがあります。
トーマス・アレンのバリトン、コリン・デイヴィス指揮コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団で、カタログの歌「奥様、これが恋人のカタログ」です。
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