今日の音楽 7月28日 ブランデンブルグ協奏曲第5番
1750年7月28日は、ヨハン・セバスチャン・バッハの命日です。
バッハの音楽が古典派から前期ロマン派の一時期忘れられた存在だったというのは驚きですが、メンデルスゾーンによって再評価され、今日ではバロック時代の大御所としてクラシックを代表する作曲家のひとりになっているわけです。
バッハの音楽は、クラシック以外の音楽にも多大な影響を及ぼしており、特にロックミュージシャンに最も影響を与えたクラシックの作曲家でもあるようです。プロコルハルムの「青い影」は、G線上のアリアとコード進行が似ていますし(一時期は目覚めよと呼ぶ声が聞こえに似ていると言われていました)明らかな影響がありますね。
バッハの作品はあまりに多いのでなかなか覚えられないのですが、いくつかの作品群に分けて覚えておくと良いでしょう。バッハ作品の分類のためのBWV番号も、作品群で分類されています。
管弦楽組曲に代表される管弦楽曲、合奏協奏曲の形態のブランデンブルグ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲などの協奏曲、フーガなどのオルガンやクラヴィアの為の曲、無伴奏ヴァイオリンソナタや無伴奏チェロ組曲などの器楽曲、マタイ、ヨハネなどの受難曲やミサ曲などの宗教曲、カンタータ・・。その他ではフーガの技法、平均律クラヴィア曲集や音楽の捧げ物といった器楽の大曲があります。
ブランデンブルグ協奏曲は全部で6曲からなる協奏曲で、ブランデンブルグの辺境伯クリスティアン・ルートヴィヒに献呈されたため付けられたタイトルです。それぞれの独奏楽器群は
第1番 ホルン、オーボエ、ファゴットとヴァイオリン
第2番 トランペット、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン
第3番 特定の独奏楽器はありませんが、ヴァイオリンとチェンバロがメインです
第4番 ヴァイオリンとリコーダー
第5番 フルート、ヴァイオリンとチェンバロ
第6番 特定の独奏楽器群はありません
第5番は一番最後に作曲された曲で、後のピアノ協奏曲に発展する本格的な鍵盤楽器のための協奏曲のハシリとも言える曲です。
フライブルク室内管弦楽団の演奏で第1楽章です。
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