今日の音楽 7月14日 ラ・マルセイエーズ
フランス国家「ラ・マルセイエーズ」はフランス革命から6年後の1795年7月14日にフランス国家に制定されています。
この曲は、フランス革命政府によるオーストリアへの宣戦布告がストラスブールに届いた1792年4月26日から27日にかけて、フランス軍を鼓舞するために工兵大尉のルージェ・ド・リールが一晩で作詞作曲をした曲です。その後テュルリー宮殿襲撃の際にパリ入城を果たしたマルセイユ義勇軍によって歌われたため、ラ・マルセイエーズという題名になりました。
歌詞はかなり過激で、暴君を倒せという内容もあったため、第一帝政から王政復古までの期間は禁止されていたそうですが、7月革命以降は解禁になり、現在では憲法に国家として制定されています。
チャイコフスキーの大序曲「1812年」や、シューマンの「二人の擲弾兵」ではナポレオンの象徴として使われてますし、ビートルズの「愛こそはすべて(All need is love)ではイントロに使われたりと、最もポピュラーな国歌です。
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