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2011年6月 8日 (水)

今日の音楽 6月8日 カルミナ・ブラーナ

オルフのカンタータ「カルミナ・ブラーナ」は1937年6月8日にフランクフルトで初演されています。(wikipediaでは7月8日となっていますが、これはJuneとJulyを間違えて和訳した為だと思われます。wikipediaは、この手の間違えがかなり多いですので注意が必要です)

「カルミナ・ブラーナ」はカンタータというタイトルがついていますが、宗教曲ではありません。1903年にバイエルンの修道院で発見された修道院を訪れた学生や修道僧がつづったと思われる詩歌集が発見されました。内容は宗教とは直接関係の無い、恋愛や酒、歌などを扱ったものです。これらに曲をつけたのがオルフの「カルミナ・ブラーナ」です。
全部で25の曲からできていますが、最も有名なのは冒頭の「おお運命の女神よ」ですね。よくTVドラマやドキュメンタリー番組などで効果音代わりに使われているので耳にすることも多いと思います。内容は、フォーチュナ(運命の女神)に我々の運命は握られてしまっているという刹那的なものなのですが、音楽だけ聴くとそんな内容には思えませんよね。その他の曲も結構真面目な内容を想像させる音楽がくだけた詩だったりと、対訳を見ながら聞くと本当に面白い曲です。

詩の内容がわからなくて、音楽だけ聴いても変化に富んだ楽しい曲です。一度だけ演奏した事がありますが、最も楽しかった曲のひとつです。
編成も大編成で、合唱の中にソロ歌う人も必要で、大混声合唱の他に、小規模な混声合唱(大合唱団の中から編成するのが普通ですが)、児童合唱という特大の合唱団に、3管編成のオーケストラ、14種類の打楽器、チェレスタ、2台のピアノという具合です。

22曲目の「今こそ愉悦の季節」・・・こんなの児童合唱に歌わせて良いのかどうかわかりませんが・・・です。

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