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2011年6月 5日 (日)

今日の音楽 6月5日 舞踏への勧誘

前期ロマン派の作曲家カール・マリア・フォン・ウェーバー(ドイツ語読みではヴェーバー)は1826年6月5日にロンドン遠征中に39歳で結核で亡くなっています。

日本では、「魔弾の射手」の序曲と狩人の合唱ぐらいしか知られていないイマイチの評価の作曲家ですが、特にロマン派ドイツ・オペラを確立し後期ロマン派のワーグナーに多大な影響を与えた音楽史的にも重要な位置を占める作曲家のひとりです。オペラでは「オベロン」「オイリアンテ」「アブ・ハッサン」など数々の作品を作り、クラリネット奏者にとっては3曲の協奏曲など重要なレパートリーを提供しています。
また、ウェーバーはモーツァルトの義理のいとこ(モーツァルトの妻コンスタンツェはウェーバーの父親の兄の娘)としても知られています。

ウェーバーを敬愛した作曲家にベルリオーズがいます。彼は、ウェーバーのピアノ曲「舞踏への勧誘」を、導入部と結尾部はチェロ独奏、中間のワルツを大音量のフルオーケストラに編曲(調も、オーケストラの響きやすいニ長調に変更)しています。元々導入部と結尾部は、踊りに誘う男性と女性の会話という設定のストーリー性の高い音楽だったため、ピアノ曲を他の作曲家がオーケストラ曲に編曲して大成功した数少ない曲のひとつ(ムソルグスキーラヴェル展覧会の絵も同様ですね)です。

デ・ラローチャのピアノ独奏です。

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