今日の音楽 6月2日 弦楽セレナード(エルガー)
1857年6月2日は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーの誕生日です。
つい先日、交響曲第2番をご紹介したばかりなので、エルガーについてのお話は割愛します。
ところで、弦楽セレナーデといえばチャイコフスキー、少し詳しい人になるとドヴォルザークを思い浮かべますが、エルガーの弦楽セレナーデも弦楽奏者の中では知られた曲です。
チャイコフスキー、ドヴォルザークの弦楽セレナーデは、どちらかというと交響曲のようなきちんとした形式を持っているのですが、エルガーの弦楽セレナーデは「弦楽オーケストラのための3つの小品」という作品を改作したと言われているものなので、形式よりは音楽そのものを聞かせる曲になっています。エルガーの3回目の結婚記念日に、「愛の挨拶」を送った事でも知られるキャロライン夫人へ贈られた曲です。
第1楽章冒頭は、強いリズムでスタートするのですが、すぐに思いもかけない非常に抒情的なメロディが出てきます。このあたりのギャップも面白い曲です。
全曲通しても13分程度です。
« 今日の音楽 6月1日 砂に書いたラブレター | トップページ | 今日の音楽 6月3日 ウィーンの森の物語 »
コメント