今日の音楽 6月18日 魔弾の射手
ドイツ国民オペラの代表的作曲家、カール・マリア・フォン・ウェーバーの代表作といえば「魔弾の射手」でしょう。昨日のファウスト同様悪魔に魂を売って栄光を手に入れようとする・・・というドイツ民話に基づくお話です。
狩人であったマックスは目下スランプ中。なかなか弾が当たらない。そんな折、射撃大会の成績次第では恋人アガーテとの結婚を父親が許さないと言われ苦悩する。それに目をつけたのが狩人仲間のカスパール。カスパールは悪魔ザミュエルと契約していたが、マックスの命と引き換えに契約の延長を依頼し、7発中6発は自分の狙ったところに命中し残りの1発はザミュエルの望むところに命中する魔弾の鋳造を依頼する。
大会当日、マックスは好成績を上げるが最後の弾がアガーテに向かって発射されてしまうがバラの王冠のおかげでアガーテは間一髪逃れる事ができ、それた弾はカスパールに命中してしまう。事の次第を知った領主はマックスを追放しようとするが、アガーテの懇願でマックスは許されるというお話。
ホルンが朗々と主題(賛美歌「主よ御手もて引かせ給え」としても知られている)を演奏する序曲や、狩人の合唱が特に有名な曲です。
初演は1861年6月18日ベルリンの王立歌劇場でした。
この話は、あちこちで引用されていますが、ウルトラセブンの第36話、「必殺の0.1秒」も悪魔を宇宙人に読み替えて使われています。
第3幕で歌われる「狩人の合唱」です。
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