今日の音楽 6月15日 かっこう(ダカン)
1772年6月15日は、フランスバロックの作曲家ダカンの命日です。
ダカンと言っても、殆ど知っている人はいないと思いますが、当時は音楽一家の家に生まれ、神童ともてはやされクラヴサン(チェンバロ)の演奏家としても鳴らした音楽家でした。6歳の時にルイ14世の御前で演奏を行ったり12歳で教会のオルガニストに就任するなど、当時はスーパースターだったようです。
その後も王宮のオルガニスト、ノートルダム大聖堂のオルガニストと順風満帆の人生を送ったようです。
作品のほとんどが、散失してしまい彼の作曲家としての業績は、今では知られるところではありませんが、4つのクラヴサン組曲などいくつかの作品が残されています。最も知られているのが、クラヴサン組曲の第1巻に入っている「カッコウ」でしょう。この曲は現在ではピアノの発表会用のレパートリーとして取り上げられる曲です。
左手でカッコウの鳴き声を模した音型が演奏され、右手で分散和音風の16分音符による速いメロディが淀みなく繰り返される曲です。
ピノックのチェンバロによる演奏です。
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