今日の音楽 6月13日 ペトルーシュカ
ストラヴィンスキーの三大バレエのひとつ「ペトルーシュカ」は1911年6月13日に、パリ・シャトレ座で初演されました。初演は概ね好評だったようですが、勿論不協和音が飛び交う曲ですので、不平をもったお客様のいらっしゃったようですが・・・
ストーリーはロシア版ピノキオにあたるもので、ペトルーシュカはおがくずの体を持つわら人形。命を吹き込まれたペトルーシュカは恋をして人間らしさを追い求めるというお話。最後は人形に殺され幽霊となって現れるという悲しくもグロテスクなお話です。
編成は4管編成という巨大な編成なのですが、火の鳥や春の祭典に比べると少々地味な感じがするのは、ティンパニやトランペットの活躍が少々足りないからかもしれません。
その為近年演奏されるのは、新古典主義によった1947年に編曲された3管編成版。4管より華やかというのも妙な気がしますが、30年以上後ですので、オーケストレーションも格段と進歩したのでしょう。
特に、ロシアの踊りは、後に「ペトルーシュカからの三楽章」というピアノ曲にも編曲され(のだめがコンクールで「キューピー三分間クッキング」のテーマと混ぜこぜにしちゃった曲です)親しまれています。
ロシアの踊りです。
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