今日の音楽 5月2日 ピーターと狼
移動音楽教室とか、子供のための音楽鑑賞会などで、もっとも頻繁に演奏される曲、プロコフィエフのピーターと狼が初演されたのは1936年5月2日でした。
作曲の経緯ははっきりしていませんが、ロシアの民話を元にプロコフィエフ自身が台本を書いた「子供のための交響的物語」は、音楽自体がストーリーをうまく表現しておりとてもわかり易いながら、きちんとした作品に仕上がっています。子供向けなのに作品としてもしっかりしている、という事が、様々な所で演奏される理由でしょうね。
ストーリーは、ご存知のとおり、ピーターがお爺さんの言いつけを破って外に遊びに行って、猟師と共に狼を捕らえるというお話し。それぞれの登場人物(動物)を楽器とメロディでわかりやすく表現しています。
主人公のピーターはオーケストラの合奏、おじいさんはファゴット、あひるはオーボエ、小鳥がフルート、猫がクラリネット、狼はホルン、猟師の鉄砲はティンパニと大太鼓で表現しています。
狼を捕まえたピーターたちが家まで行進して戻る最後のシーンです。
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初演時の朗読はT.ボブロワという女性でした。是非ロシア語での朗読で聴いてみてくださいませ。
投稿: koma2 | 2011年5月 3日 (火) 13時37分