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2011年5月10日 (火)

今日の音楽 5月10日 真昼の決闘

1895年5月10日は、作曲家ドミトリー・ティオムキンの誕生日です。ドミトリーという名でわかるように、ティオムキンはロシア帝国領だったウクライナで生まれ、サンクト・ペテルブルク音楽院グラズノフに作曲を学んでいます。また、ホロヴィッツのピアノの先生でもあったブルーメンタールにピアノを学び、プロのピアニストとしてもデビューしました。

ロシア革命が勃発し、経済的にも苦しくなったため、ロシアを脱出しベルリンに移住、その間にベルリン・フィルの演奏会でリストのピアノ協奏曲を演奏しメジャー・デビューを飾っています。パリを経て1925年にアメリカに移住。ジャズに魅了されガーシュウィンと出会いピアニストとしての絶頂期を迎えます。そんなティオムキンに転機が訪れたのが、ウォール街の株暴落に始まる世界大恐慌。ここで、彼の妻でバレリーナであったアルベルティーナが当時始まったばかりのトーキー映画に目をつけハリウッドに売り込み。。。抜け目の無いアルベルティーナは、自分のバレエ団が映画に出る場合はティオムキンの音楽を採用するように条件をつけ、ティオムキンの音楽がハリウッド映画で採用されるようになったわけです。

フランク・キャプラ監督と親しくなったティオムキンは、彼の作品に次々と音楽を提供し映画音楽作曲家として不動の地位を占めるようになったわけです。彼の数多い作品の中でも群を抜いて有名なのが「リオ・ブラボー」「OK牧場の決闘」などの西部劇。ロシア出身の作曲家が西部劇で名を成したというのも妙な気がしますが、中でもアカデミー主題歌賞を受賞した「真昼の決闘」は映画自体もアメリカ映画ベスト100の33位にランクされている傑作です。

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コメント

「真昼の決闘」「リオブラボー」「OK牧場の決闘」どれも大好きな映画ばかりです。

作曲家が同じとは知りませんでした。

思えばどれも音楽が印象的なものばかりですね。

「真昼」の「ハイヌーン」とか、「リオブラボー」の「ライフルと愛馬」とか、「OK」のテーマとか、西部劇には珍しくボーカル付きの曲が多いですが、それも全てティオムキン作曲なんですかね?

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