今日の音楽 4月29日 オラトリオ「天地創造」
交響曲の父と言われるハイドンも、他の分野の曲はイマイチ知名度が低いですね。コンチェルトも独奏曲も数多く書いているのですが、交響曲の数々に比べると輝きが薄いかもしれません。
そんなハイドンの作品の中で、2つのオラトリオは比較的演奏される回数も多い作品です。オラトリオとは日本語で書くと聖譚曲。聖書の文を引用しそれに創造を加えたものですが、近年ではキリスト教とは関係無いものでも、物語性があるが演技が無い合唱曲をオラトリオとして作曲している場合もあります。
ハイドンが、旧約聖書の創世記とミルトンの失楽園を題材に作曲したのが、「天地創造」です。3つの部分で出来ていて、第1部が天地創造の第1日から第4日まで、第2部が第5日と第6日、第3部はアダムとイヴの物語という構成になっていて演奏時間は100分にも及びます。
1798年4月29日に非公開でシュヴァルツェンべルグ侯爵邸で初演されました。
第1部の最後に歌われる合唱曲「天は神の栄光を語り」です。
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