今日の音楽 4月26日 白い恋人たち
1932年4月26日は、フランスの映画音楽の作曲家として有名なフランシス・レイの誕生日です。
「ある愛の詩」で映画音楽家として不動の地位を築いたフランシス・レイはフランスのニースで生まれています。特別な作曲の勉強はしていませんが子供の頃からアコーディオンに親しみ、ジャズにのめり込むような生活をしてきました。
そんなレイが大きく飛躍したのが、若き映画監督クロード・ルルーシュとの出会いでした。当時売れない映画監督の自主作品につけた音楽が、アンニュイな雰囲気の映画にぴったりで、ルルーシュもレイも共に世に出た作品「男と女」でした。その後、レイはルルーシュの映画殆どの音楽を担当し、パリのめぐりあい、流れ者、恋人たちのメロディ、愛と哀しみのボレロなど数々のコンビ作品を成功させています。レイの作品で最もヒットしたのは、「ある愛の詩」ですが、これはルルーシュの作品ではないので、今回は「白い恋人たち」を紹介しておきます。
原題は「グルノーブルの13日」。1968年のグルノーブル冬季オリンピックの記録映画で、グルノーブルで13日間オリンピックを見た映画人が13日の感動を見たまま綴った作品、というコンセプトの公式記録映画。このテーマ曲は冬の寒さを髣髴とさせるメロディを持つ名曲として今でもオリンピック映画を代表する音楽となっています。
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