今日の音楽 4月22日 交響曲第7番(ドヴォルザーク)
ドヴォルザークは9曲の交響曲を書いていますが、6番と7番の間に大きな隔たりがあると言われています。一口で言えば、6番までは「出来の良い交響曲」であって7番以降が「ドヴォルザークの交響曲」と言えるのでは無いでしょうか。特に6番は敬愛するブラームスの交響曲第2番にとてもよく似ているとも言われています。
そんな、ドヴォルザークの転機ともなった第7番は1885年4月22日にロンドンで初演されました。
第1楽章は、非常に暗い雰囲気ではじまるテーマと、フルートとクラリネットで提示される穏やかな第2主題が絡み合う曲です。
第2楽章は、非常に美しい曲です。ドヴォルザークの後期交響曲の緩徐楽章はそれぞれ非常にステキな曲になっていると思います。この第7番では美しさと穏やかさ、第8番は静けさと起伏に富んだ激しさ、第9番はもう説明の必要はない「遠き山に日は落ちて」。
第3楽章はチェコの民族舞曲フリアント
第4楽章は壮大な曲です。コーダの力強さはドヴォルザーク随一でしょう。
第8番や第9番ほど知られている曲ではありませんし、チェコの臭いはまだまだそれ程濃くはありませんが、9番へ上り詰める第1歩という意味でも名曲だと思います。
第2楽章です。
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