今日の音楽 4月21日 フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
ドビュッシーは晩年、様々な楽器のための6つのソタナを作曲する計画を立てました。
その1曲目はチェロとピアノのためのソナタ、2曲目がフルート、ヴィオラとハープのためのソナタでした。1917年4月21日パリで初演されました。
6つのソナタは古典派以前の6曲ソナタを意識したもので、3曲目のヴァイオリンとピアノのためのソナタまで完成しましたが、4曲目以降は計画までで亡くなっています。
フルートとハープという透明感は強いが、線の細い楽器にヴィオラという肉声に近い響きで淡白さをおさえています。
曲は第1楽章 牧歌、第2楽章 間奏曲、第3楽章 フィナーレからできています。曲自体も全楽章通して透明感の強い音楽でヴィオラはフルートとハープの間を縫うように骨格を与えているように聴こえる曲です。
未完成の3曲はオーボエ、ホルンとクラヴサンのためのソナタとトランペット、クラリネット、バスーンとピアノのためのソナタ及びコントラバスと各種楽器のためのコンセール形式のソナタでした。もう少しドビュッシーが長生きしていたら、ドビュッシーのコントラバスのためのソナタを聴く事が出来たのですが、残念です。
第1楽章です。
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