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2011年4月10日 (日)

今日の音楽 4月10日 ドイツ・レクイエム

あらためまして、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地の一日も早い復興をお祈り致します。
元々、キリスト教の教会音楽を祖にする西洋のクラシック音楽では、亡くなられた方々の霊を慰める為の音楽も数多く存在しています。その代表例が死者のためのミサ曲、レクイエム。
最初のレクイエムは、グレゴリオ聖歌の中に見られますが、現存している作品としての最初のレクイエムは15世紀の作曲家オケゲムの作品とされています。それ以降パレストリーナ、パーセル、ケルビーニ、チマローザなど数々の作曲家によって作曲されて来ました。その中でも、モーツァルト、フォーレ、ベルリオーズ、ヴェルディなど多くの作品はラテン語の聖書によるテクストを元に作られています。元来は、カトリックでの典礼音楽だったレクイエムですので、プロテスタントでは存在していなかったのですが、プロテスタントだったブラームスは、ラテン語のテクストによらず、ドイツ語(勿論原典は聖書ですが)訳された聖書から選んでレクイエムを作曲しています。
従って、この曲は典礼で使われる音楽ではなく、演奏会で演奏される事を前提に作曲されたものです。この、ドイツ・レクイエムが初演されたのが1868年4月10日です。

①幸いなるかな悲しみを抱く者は②肉はみな草のごとく③主よ知らしめたまえ④いかに愛すべきかななんじのいますところは万軍の主よ⑤汝らも今は憂いあり⑥我らここにはとこしえの地なくして⑦幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは
の7曲からなる長大な曲です。

冒頭部分です。

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