今日の音楽 3月31日 交響曲第100番「軍隊」
1731年3月31日は、交響曲の父ハイドンの誕生日です。さらに、交響曲第100番「軍隊」が初演されたのも1794年3月31日。
ということで、今日はハイドンの「軍隊」にしました。
ハイドンの104曲のシンフォニーの中でも最も人気の高い作品のひとつで、シンバル、バスドラム、トライアングルといった軍楽隊で使用する打楽器が使用されていたため「軍隊」と呼ばれるようになったそうです。
なかなかアマオケでハイドンの交響曲を取り上げる事が少ないですが、私がこの曲をやったのは大学2年の時。
現在パイオニア・オケの指揮をやっていただいている黒岩先生に言わせると、ハイドンのシンフォニーは同じ古典派のモーツァルトとはかなり違っていて、予測できない音の跳躍などモーツァルトとは別の意味でアンサンブルが難しいそうです。モーツァルトはその場跳び、ハイドンは前に跳んで行くとか・・・
第1楽章は、ちょっとおどけた感じの序奏の後でフルートとオーボエで行進曲風の主題が展開されていきます。
第2楽章は、一応緩徐楽章なのですが、鳴り物が入ったりマーチ風だったりと、普通のシンフォニーとはちょっと違っています。
第3楽章はメヌエット。この楽章はトリオのおどけた雰囲気が良いですね。
第4楽章は8分の6拍子というシンフォニーの終楽章としては珍しい拍子の鳴り物入りの華やかな楽章です。
ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管で第2楽章です。