今日の音楽 3月22日 ダスティン・ホフマンになれなかったよ
1944年3月22日は早逝のシンガー・ソングライター大塚博堂の誕生日です。東京音大(当時東洋音大)の声楽科を中退してデビューしたものの、さっぱり売れず。その後クラブなどの弾き語りで活動していたものを再び見出され、「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」で32歳で再デビューし脚光を浴びました。その後「めぐりあい紡いで」「娘をよろしく」などをヒットさせステージを中心に活動していましたが、わずか5年後の1981年5月18日に脳内出血で急死してしまいました。この5年の音楽活動でレコード化された曲は没後に発売されたものを含めて90曲。多くの歌手がカバーレコ^ドを出しており、今なおファンクラブが存在する「愛を歌う吟遊詩人」でした。
デビュー作の「ダスティンホフマンになれなかったよ」は、ダスティン・オフマンが主演した「ジョンとメリー」と「卒業」という2つの映画のシーンを自分に置き換えて、時代は動いているのに、自分は取り残されてしまっているという寂しさを歌っています。
博堂の死後、シンガーソングライターの「たちはらるい」が、この曲に対する返歌として「ダスティンホフマンになれたじゃないか」という曲を歌っています。こちらも、良い曲ですよ。
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