今日の音楽 3月2日 売られた花嫁序曲
スメタナといえば、チェコ国民楽派の祖であり、ベートーヴェン、フォーレと並ぶ難聴の作曲家として知られています。1824年3月2日ボヘミアで生まれ24歳でリストの援助もあって音楽学校を設立しチェコならではの音楽の発展に大きく寄与しました。ドヴォルザークに影響を与え、フィビヒを育てたスメタナはチェコでは英雄のひとりのようです。
スメタナはドボルザークとは異なり、チェコの伝説や風物などを題材にストレートに表現した作品を数多く作曲しています。中でも連作交響詩「わが祖国」は「ヴァルタヴァ(モルダウ)」を代表に今でも演奏される機会が多い作品です。
スメタナはオペラでもチェコを題材にした作品を数多く残していますが代表作は「売られた花嫁」でしょう。ボヘミアの農村を舞台にしたオペラブッファでボヘミアの舞曲であるポルカやフリアントも使われています。序曲は、単独で演奏される事も多い作品です。グリンカのルスランとリュドミラ、モーツァルトのフィガロの結婚と並ぶ、超高速序曲としても知られていて結構合わせるのが大変な曲です。
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