今日の音楽 3月14日 弦楽四重奏曲第13番(シューベルト)
シューベルトは使いまわしの名人です。
とにかく気に入ったメロディはあちこちで使う。しかも、それぞれが完成度が高い。そんな中でも、「ロザムンデ」の第3幕への間奏曲のメロディは弦楽四重奏曲と即興曲で用いられて、どの作品も現在でも多く演奏の機会がある曲ですね。
弦楽四重奏曲第13番は、1824年3月14日に初演されています。また、この曲は15曲ある弦楽四重奏曲の中で唯一存命中に出版された曲だそうです。
ロザムンデの序曲は、「魔法の竪琴」序曲の流用だそうですが、この第3幕への間奏曲は、オリジナルがどの曲だかはっきりしていないようです。初演から考えると、「ロザムンデ」が1820年、弦楽四重奏が1824年、即興曲D935の第3番が1827年頃の作曲と言われているので、ロザムンデの間奏曲がオリジナルというのが定説のようです。
弦楽四重奏曲第13番は第1楽章が、歌曲の「糸を紡ぐグレートヒェン」に基づいていて、第2楽章が「ロザムンデ」の間奏曲のメロディを使った変奏曲です。
ガルネリ四重奏団で第2楽章です。
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