今日の音楽 3月13日 ヴァイオリン協奏曲(メンデルスゾーン)
3大ヴァイオリン協奏曲の中でも、最もポピュラーな曲であるメン・コンは1845年3月13日に、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で初演されました。指揮は、メンデルスゾーン本人の予定でしたが体調を崩し副指揮者のゲーゼが行い、本人はフランクフルトで静養していて初演を聴いていなかったそうです。
実はメンデルスゾーンはヴァイオリン協奏曲をもう1曲書いています。またピアノ協奏曲も3曲、他にも2台のピアノのための協奏曲なども残していますが、あまりにも他の曲との知名度の違いから、メンデルスゾーンの協奏曲=メンコンといえば、このヴァイオリン協奏曲という程の作品として知られているわけです。
構成はオーソドックスな3楽章形式をとっていますが、3つの楽章を途切れる事無く連続して演奏されます。連続しているにもかかわらず、3つの楽章は全く性格が違っていて、しかも繋ぎの部分に不自然さは無く、この3つの性格の違う楽章を1つの曲としてきちんと成立させているというのが、まずこの曲で感心させられるところだと思います。
第1楽章は苦しい程情熱的な、第2楽章はホットする伸びやかな美しさ、第3楽章は飛び跳ねるような喜びいっぱいの音楽・・・構成も複雑でなく非常に分かり易いという事もこの曲が愛される理由のひとつでしょうね。
ムターのヴァイオリンで、マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管で終楽章です。
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