今日の音楽 3月11日 カプレティとモンテッキ序曲
作といわれる作品があります。偉大な作曲家でも、無理矢理書かされたとか、気が乗らなかったなどの理由で???と思うような作品が必ずあると言っても過言では無いかもしれません。例えばベートーヴェンのトリプルコンチェルトとか戦争交響曲・・・本当に駄作かどうかは知りませんが世の評価的にはそういわれていますね。
ベルリーニの歌劇「カプレーティとモンテッキ」序曲も駄作のひとつだと思ってしまいます。1830年3月11日に初演されたこのオペラ自体はきちんとした作品です。「ロミオとジュリエット」の題名でも有名なシェークスピアの作品には数多くの作曲家が曲をつけています。ベルリオーズ、チャイコフスキー、グノー、プロコフィエフが有名どころですが、このオペラは台本が少し異なっているそうです。
で、この序曲。駄作といってしまう訳は、
①とても悲劇の序曲とは思えない
②美しい旋律が続く本編とは似ても似つかない
③そして、まるでロッシーニの曲
どう思いますか?聴いてみてください。
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