今日の音楽 2月6日 花火
ストラヴィンスキーの初期の作品で、幻想曲として作曲された「花火」が初演されたのが1909年2月6日でした。恩師のリムスキー=コルサコフの娘の結婚を記念して作った曲ですが、リムスキー=コルサコフはこの直前に死去したため初演を聴く事ができなかったそうです。
4分程度の非常に短い曲で、この曲自体はまだストラヴィンスキーらしい無調の作品ではありませんが、この曲を聴いたディアギレフがストラヴィンスキーの管弦楽法に感銘を受けて、「火の鳥」を委嘱したという事から、ストラヴィンスキーの出世のきっかけになった曲です。
幻想的なフレーズと、バーバリズムを思わせるフレーズがちょっと「魔法使いの弟子」のような雰囲気を感じさせる曲です。
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