今日の音楽 2月21日 ローマの祭り
レスピーギのローマ三部作の最後を飾り、最も規模が大きく長い作品「ローマの祭り」は1929年2月21日トスカニーニ指揮のニューヨークフィルで初演されています。
4つの曲は切れ目無く演奏されます。1曲目は、古代ローマの暴君ネロが円形劇場で行ったキリスト教徒虐待のための祭りを激しい音楽で表現している「チルチェンセス」。2曲目は古い賛美歌をモチーフとした「50年祭」、3曲目はルネサンス時代の祭りを表現した「十月祭」で、この曲の中では最もメロディックなパートです。4曲目は「主顕祭」で狂気乱舞の世界です。
基本は三管編成ですが、打楽器や特殊楽器が多いのでなかなか生演奏に接する機会が無い曲です。そういう点からも、なかなか馴染みの無い曲ですが、好きな人は好きみたいですね。
ただ、終始盛り上がりっぱなしみたいなところがあって、ローマの松などに比べてメリハリ感が薄いかもしれません。
トスカニーニの指揮です
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