今日の音楽 2月19日 四季(グラズノフ)
1900年2月19日に、グラズノフの代表作であるバレエ「四季」が初演されています。グラズノフについては、彼の誕生日である8月10日に取り上げていますから詳しくは書きませんが、教育者としては超一流だったグラズノフもストラヴィンスキーなどの新しい技法に乗らなかったため保守的な作曲家と考えられていましたが、最近はラフマニノフ同様その価値を再認識されているようです。
「四季」は1幕4場からなるストーリーの無いバレエで、冬から始まり秋で終わっています。勿論日本の四季とは感覚が違っていますが、厳しい寒さの冬も、むしろ雪の白さなど明るく表現していますし全体的にメロディの美しさが際立つ作品です。
冬は、霜、氷、霰、雪の4つの変奏曲
春は、バラの踊り、小鳥の踊り
夏は、矢車菊とけしのワルツ、舟歌、変奏曲
秋は、バッカナール、小さなアダージョ、バッカスの礼賛、アポテオーズ
という部分からできています。
ともかく肩凝らずに聴けるし、もっと人気出ても良い曲だと思うんですけど・・
春です。
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