今日の音楽 1月13日 交響曲第5番(プロコフィエフ
ヨーロッパのクラシック音楽の作曲家で、もっとも日本にゆかりが深い作曲家のひとりが、プロコフィエフでしょう。ロシアに革命の嵐が吹き荒れた1918年にプロコフィエフはアメリカへの亡命を決意し、古典交響曲の初演後に決行。シベリア鉄道経由で敦賀に上陸し2ヶ月以上日本に滞在し、日本の西洋音楽に少なからず影響を与えたと言われています。
ソヴェト政府成立後、母国に戻ったプロコフィエフですが第2次大戦が勃発しておりドイツのソヴェト侵攻で、プロコフィエフとしては珍しく愛国心にめざめたような作品をわずか2ヶ月で書き上げました。それが交響曲第5番です。この曲は作品番号100番というキリ番作品でもあってプロコフィエフもかなり力を入れて作ったようです。
3管編成を基本としたそれ程大きくない編成ですが、打楽器が滅茶苦茶多くて華やかな雰囲気を持った曲で、プロコフィエフの交響曲の中では最も成功を収めた作品だそうです。初演は1945年1月13日モスクワ音楽院大ホール。プロコ自身の指揮するモスクワ国立交響楽団です。
マゼール指揮クリーヴランド管弦楽団で終楽章です。
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