そんな中で、クリスマス・キャロルとして歌われている曲の中には大作曲家が作った曲もあります。最も有名なのがメンデルスゾーンの「天には栄え」(Hark! The Herald Angels Sing)で、賛美歌にもなっています。この曲は「グーテンベルク祭のための祝典歌」の中の曲に後の歌詞がつけられたものだそうです。
とは言っても、ピアフはフランスで最も愛された歌手で、彼女の葬儀の時にはパリの交通が完全にストップしてしまった、と言われています。愛の讃歌と並ぶ彼女の代表曲がバラ色の人生(La vie en rose)。作曲はルイ・グリューミェ、作詞はピアフ自身で、その後イヴ・モンタン、ディーン・マーチンをはじめ数十人の歌手にカヴァーされ、多くの映画にも使われています。