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2010年12月 8日 (水)

今日の音楽 12月8日 交響曲第5番(シベリウス)

1865年12月8日はシベリウスの誕生日です。
シベリウスは膨大な量の管弦楽曲を作曲しています。番号つきの7つの交響曲とクレルヴォ交響曲、フィンランドの叙事詩「カレワラ」に題材を取った「レンミンカイネン」「ポホョラに娘」「タピオラ」、その他のフィンランドの民話や自然を題材にした「カレリア」「エン・サガ」、その他有名な「悲しきワルツ」を含む「クオレマ」、「フィンランディア」など・・・
その中で、何を取り上げようか迷いました。あまりに有名な曲(フィンランディア、トゥオネラの白鳥、交響曲第2番、ヴァイオリン協奏曲など)を外すと、個人的に好きな交響曲第1番、夜の騎行と日の出とかなんだけど・・・

結局、シベリウスの生誕50周年の祝賀演奏会として1915年12月8日に初版が初演され、その1年後の12月8日に改訂稿が演奏された交響曲第5番にしました。腫瘍が発見され死を身近に感じるようになったシベリウスが作曲したのが第4番で、腫瘍が良性のものとわかり死の恐怖から解放された喜びが一気に花開いた曲が、この第5番です。30分足らずの短い3楽章の曲ですが、第1楽章の後半がスケルツォになっており事実上は4楽章構成になっています。とにかくスケールの大きい雄大な曲で、その明るさはシベリウスの中でも特筆される曲です。最終楽章のホルンの鐘の音のようなフレーズに乗って演奏される田園的なフレーズはゆったりとした気持ちを与えてくれます。それでも、やっぱりシベリウスらしさは失われていません。ホント良い曲ですよ!

ところで、終わりそうで終わらない曲といえば、「運命」が代表格ですが、この曲も結構しつこいですよ。時間的には非常に短いですけど、タメ系の指揮者だと、演奏する方も疲れそうです。

サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団で第3楽章です。

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