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2010年12月 5日 (日)

今日の音楽 12月5日 レクイエム(モーツァルト)

1791年12月5日は、モーツァルトの命日です。死因は色々と推察されていますが、ご承知の通りモーツァルトの遺骸は共同墓地に埋葬され、その場所も不明という事で実際のところはわかっていません。

そのモーツァルトが死の直前に作曲していたのがレクイエム(死者のためのミサ)だったという事もモーツァルトの死を謎めいたものにする要因だったようです。しかも、このレクイエムが匿名の依頼主から前払いで依頼されたものであることから、サリエリが依頼主だった、死の世界からモーツァルト自身のためのレクイエムの作曲依頼だったなどという諸説が流布されていたようです。今では依頼主はヴァルデック伯爵という田舎の領主で、彼の若くして亡くなった夫人の為に依頼したという事がわかっています。

ところで、このレクイエムは未完のまま終わっています。モーツァルト自身がオーケストレーションまで完成させたのは第1曲「レクイエム」だけで第2曲から第8曲「ラクリモーサ」の8小節までスケッチを元に後の音楽家が補筆しています。それ以降は、弟子たちが構想を元に作曲したなどモーツァルト作曲とは言いがたいものです。
中でも、直弟子のジュスマイヤーが補筆、加筆したもの(ジュスマーヤー版)が現在では一般的に演奏されていますが、その他にも数多くの版が発表されています。
ところが、ジュスマイヤー自身は作曲家としてはかなり未熟だったため、加筆部分についてはかなり劣る作品という評価もされており、ひとつの作品としての完成度は他の版にも優れたものがあるようです。

ベームの指揮で、第3曲「ディエス・イレー(怒りの日)」です。

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