今日の音楽 11月7日 パガニーニの主題による狂詩曲
ラフマニノフの代表作の一つ、「パガニーニの主題による狂詩曲」が初演されたのは1934年11月7日、ボルチモアで、ラフマニノフのピアノ、ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管の演奏でした。
ブラームス、リスト、シューマンなど様々な作曲家が変奏曲などの主題として取り上げられている、パガニーニの奇想曲第24番が原曲。ヴァイオリンの鬼才の曲をピアノの天才が取り上げた曲です。
序奏と主題と24の変奏曲から出来ていますが、中でも最も有名なのが第18変奏曲。非常にロマンチックな曲で、この曲だけ一人歩きしていますね。ヲイヲイ、主題とはかなりかけ離れたいるんじゃないか、と思うのですが、これは主題の反行形の曲で上下がさかさまになっているのだそうです。
実は、この曲は今ちょっとかかわりがあるのですが、この第18変奏はとっても合わせづらい曲ですね。弦楽器がユニゾン、勿論ピアニストは揺れる、指揮者もテンポを揺らす・・・んな中でコントラバスは頭打ちのピチカートばかりで指揮者とピアノがずれると、どこをどう合わせて頭打ちをすれば良いのか・・・・結構トホホの曲です。プレトネフのピアノで第18変奏付近です。
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