今日の音楽 11月5日 弦楽のためのアダージョ
いやあ、痺れるほど素敵な曲です。
バーバーの弦楽のためのアダージョは1938年11月5日、トスカニーニの指揮で初演されました。元々は弦楽四重奏曲第1番の第2楽章で、これを弦楽合奏に編曲したものです。
映画のプラトーンで使われて超有名になった曲ですが、それ以前にジョン=F・ケネディの葬儀の時に流されて以来TVなどの訃報や葬儀のBGMとして使われることが多いですが、バーバー自身は「葬式のために作った曲じゃない」と不平を言っていたそうです。そうは言っても、ニューヨークの同時多発テロの一周年慰霊祭でも使われていて、作曲家本人の意向にかかわらず、今後も使われるんでしょうね。
すすり泣くような前半と中間部の終わりの突き上げるような慟哭とも取れるクライマックスで知られていますが、コントラバスはすすり泣きには全く参加せず。クライマックスから登場するという三分の二はお休みです。その休みの間、音楽と一緒にすすり泣いてしまうと、必ず落っこちて、あとで号泣という事になってしまいます。(数年前にやりましたが、練習では3回のうち2回は落ちてました)
スラットキン指揮BBC交響楽団の演奏です。
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