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2010年11月23日 (火)

今日の音楽 11月23日 イタリアのハロルド

1834年11月23日パリ音楽院ホールで、ベルリオーズの交響曲「イタリアのハロルド」が初演されています。

この曲はある意味では、ベルリオーズの音楽人生を決定付けた曲だと思います。
幻想交響曲は当時の音楽家にも多大な影響を及ぼしましたが、この初演を聴いたニコロ・パガニーニが、当時手に入れたストラディバリのヴィオラを演奏したくてしかたがなかったのですが、当時は適当なヴィオラ曲が無かったので、幻想交響曲の初演を聴いて感動し、ベルリオーズにヴィオラ独奏と管弦楽のための曲の作曲を依頼しました。当時大変な人気だったパガニーニからの依頼で大喜びでベルリオーズは引き受けたそうです。その曲が「イタリアのハロルド」です。第1楽章のスケッチが完成したころベルリオーズを訪れ進行状況をチェックしたパガニーニは、その内容が彼の超絶技巧を披露するには物足りない事を感じ落胆。ベルリオーズもパガニーニが満足するような曲は書けないと諦め、「パガニーニが満足する曲は本人しか書けない」と言ったといわれています。

そんな経緯で、この曲はヴィオラ独奏をともなう交響曲として書き続けられたわけですが、楽章を追う毎にヴィオラの出番が無くなっていき、最終楽章は、もう殆どただの交響曲になってしまいました。
これ以来、ベルリオーズは自分が独奏楽器を伴う曲の作曲には向いておらず、大編成の管弦楽曲(時に声楽を伴う)に自分の道を見出して行ったとも考えられます。従って、協奏的作品は、「イタリアのハロルド」以外では「夢とカプリッチョ」というヴァイオリン独奏と管弦楽の曲だけ。独奏曲も殆ど作曲しなかった、というわけです。

「イタリアのハロルド」はバイロンの詩「チャイルド・ハロルドの巡礼」に着想を得て作曲された曲。4つの楽章にはそれぞれ標題がついています。上のような経緯で作られたため、この曲交響曲なんだか協奏曲なんだかわからん、というご批判もあるようですが、面白けりゃいいじゃないですか。

第4楽章の最後です。

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