今日の音楽 11月14日 スペインの庭の夜
1946年11月14日は、マヌエル・デ・ファリャの命日です。ファリャはスペイン生まれで晩年はフランコ独裁政権を避けてアルゼンチンに移住して、アルゼンチンのコルドバで亡くなっています。
ファリャの音楽を聴くと、7年間のフランス留学で出会ったドビュッシー、デュカス、ラヴェルなどの影響を受けた印象派音楽と、フラメンコを中心とするスペインの民族音楽が色濃く出ていて、ちょっと聴くだけで「ファリャ」の作品とわかるという特徴がありますね。
バレエの三角帽子と恋は魔術師が代表作で、FPOの40周年に演奏した三角帽子の組曲は非常に手強かったという記憶があります。
今日は、ピアノと管弦楽のための交響的印象「スペインの庭の夜」を聞きましょう。元々はピアノ独奏のための3つの夜想曲という構想で作曲を始めましたが、同国のピアニストの助言で協奏的作品に変更した曲です。
第1曲 ヘネラリーフェにて・・・アルハンブラにあるカリフのハーレムの夏の離宮で、ジャスミンが香る庭園です。
第2曲 はるかな踊り・・・特定の場所では無いが、遠くで異国風の踊りの音楽が聞こえる庭園です
第3曲 コルドバの山の庭にて・・・このコルドバはアルゼンチンではなくて、スペインのアンダルシア地方のコルドバです。聖体祭の日のジプシーの踊りです。
ギーゼキングのピアノ、シュローダー指揮フランクフルト放送交響楽団で1曲目フェネラリーテにてです。
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